2015年に公開されたスタジオ地図、制作のアニメーション映画。
『バケモノの子』
細田守監督による長編オリジナル作品第4作です。
この作品は、ひょんなことから異世界に迷い込み、バケモノの弟子になった孤独な人間の少年の成長と冒険を描いた物語です。
「バケモノの子」を調べていく中で、
声優、ひどい
というワードをチラホラ見かけたので今回は、そのことについて少しまとめてみようと思います。
そんな声優のキャストについても、紹介していきたいと思います。
声優、ひどい?
まず最初に私の個人の意見としては、
ひどい,とは全く思わなかったです。
ですが、なぜそんな風に思われてしまうのか?そこについて調べてみました。
一番の理由は俳優陣が声優を務めている事が挙げられます。
細田監督は他作品でも本職の声優さんを起用せず俳優などの方をメインで作品を制作する事が多いですよね。
それは
「技術でお芝居をするのではなく、存在感、人間性などで表現してもらえる方を求めた時にそういうキャスティングになるんです」
という理由からだそうです。
しかし、オーディションでは俳優さんだけでなくもちろん声優さん、舞台俳優さんなど幅広いジャンルの方から選考されるようです。
結果的には「抑制力がある人」が選ばれるとの事。
完成披露舞台あいさつにて
「雰囲気や魂、端的に言うと“顔”」と持論を語ったことも。
この作品の中で猿のバケモノ(多々良)を演じた大泉洋さんは、自身のキャスティング理由について、
「出来上がったパンフレットで監督は『大泉さんは顔で選んだ』と言っていた」
とコメントをされていました。
細田監督は「顔です」と断言しつつも
「多々良に似ているという意味。魂的に近い部分がある」
とコメントされていました。
「その人の雰囲気とか、人間性が(キャラクターに)近いのが重要。
ORICON NEWS
アニメーションは、声以外にも演者の魂みたいなものが伝わってしまう。
そういう点でキャラクターとズレないように、人物が生きているように(声優を)選ぶと、雰囲気や魂、端的に言うと“顔”になる」と説明。
恨み節だった大泉も
「監督は(パンフレットで)端的に言い過ぎたんですね。今の説明で納得しました」と最後には清々しい表情を浮かべていた。
細田監督に限らず、宮崎駿監督の作品にも同じような傾向が見られますよね。
宮崎駿さんも過去に、プロの声優について
「『わたし、かわいいでしょ』みたいな声を出すでしょ。あれがたまらんのですよ」
というコメントをし、物議をかもした事もあったそうです。
キャストについて
先ほど、大泉洋さんの名前が少し出ましたがその他、声優陣もとても豪華な方々がなさっています。
- 熊徹(くまてつ)
役所広司 - 九太(きゅうた)/蓮(れん)
宮崎あおい(幼少)染谷将太(青年) - 楓(かえで)
広瀬すず - 多々良(たたら)
大泉洋 - 百秋坊(ひゃくしゅうぼう)
リリー・フランキー - 宗師(そうし)
津川雅彦 - 猪王山(いおうぜん)
山路和弘(声優) - 一郎彦(いちろうひこ)
黒木華(幼少期)、宮野真守(声優)(青年期) - 二郎丸(じろうまる)
大野百花(幼少期)、山口勝平(青年期) - チコ
諸星すみれ(声優) - 九太の父
長塚圭史 - 九太の母
麻生久美子 - 賢者
中村正(声優)、沼田爆、草村礼子、近石真介(声優) - アナウンサー
桝太一(日本テレビアナウンサー) - TV経済ニュース
郡司恭子(日本テレビアナウンサー)
こう見てみると声優さんの方もキャスティングされていますね。
本当に豪華ですよね。
書いていて一つ思い出したのは、九太が幼少から青年になった時に。
宮崎あおいさんから、染谷将太さんに変わった時
は、確かに少し違和感を感じたかも、、
笑
ネットでは広瀬すずさんの声優が、、、
なんて声も、ちらほら目にしましたが私個人的には別に気にならなかったですね。
まとめ
今回は「バケモノの子」の声優さんがひどい?
というワードについて、まとめてみました!
個人の感想ですが、私は昔から素人さんが声優をするのが割と好きなので、ひどいというようには思いませんでした。
苦手な人は苦手でしょうけどね笑
細田監督は、ほかにもたくさんの作品を作られているので、他作品でも声優に注目してみるのも面白いかもしれませんね。
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