宮崎駿さんが構想16年、制作に3年をかけた1997年にスタジオジブリが発表した長編アニメーション映画作品。
「もののけ姫」
ジブリ作品の中でも非常に人気のある作品ですよね。
個性のあるキャラクターがたくさん出てきますが、今回はその中でも出番は少ないですがとても印象に残る「カヤ」という女の子について書いていきます。
彼女のセリフに出てくる
罰とは?アシタカとどんな関係なの?
この二つのワードを中心にまとめていけたらと思います。
もののけ姫・カヤの罰とは?
長老達からの説教、何日間か家に閉じ込められた程度の罰だと思われます。
カヤは見送りを禁じられていたアシタカを見送りに行った事で罰を受けることになりますよね。
そしてなぜ上記のような罰と推測できるのか、という理由としてはカヤが「お叱り」という表現を使っていたからです。
これは、せいぜい村の長老達から説教される。
もしくは 何日間か家に閉じ込められる程度だろうと予測できますよね。
「お叱り」なら「先生に怒られる」くらいの意味でとらえればいいと思います。
死罪?
カヤは罰として死罪を受けた
という説がネット内では多く見られました。
しかし本当にそうなのでしょうか?
ちなみにこんな考え方もあります。
アシタカは、あの一件で村を滅ぼしかねない「呪い」をかけられましたよね。
彼は旅に出るのではなく、村から縁を切られたわけです。
その時点で、アシタカとカヤは関わり合ってはいけない関係、それを見送ることは
アシタカと村に残るカヤの間に未練を残す可能性があります。
となると、もっとも重い罰は死罪と考えるのは、あながち的外れではないのかもしれませんね。
アシタカとの関係について
カヤはアシタカと同じ蝦夷(エミシ)の出身でアシタカとは許嫁という関係で結婚を約束されていました。
アシタカとカヤは婚約者だったという設定があります。
カヤはアシタカの許嫁で、村の人達もカヤをアシタカの婚約者として認めています。
「もののけ姫」の時代設定は現代よりも古く、10代前半で結婚してもおかしくない時代です。
そんな「もののけ姫」では唯一登場した恋愛関係になっている二人で、カヤは婚約者であるアシタカが村を出るという事で禁則事項を破ってしまいます。
二人の間に子供がいたという説もありますがあくまで噂のようですね。
子供がいた為にアシタカが連れていけなかった、なんていうのも目にしました。
カヤとは?
カヤは「もののけ姫」の作中で序盤に登場するキャラクターです。
序盤に少しだけの登場ですが、アシタカとのやりとりで、すごく印象に残るキャラクターですよね。
かわいいですね笑
カヤがヒロインなんてコメントも結構ありますね。
カヤはアシタカと同じエニシ村に住んでいる女の子で、年齢は13歳から14歳くらいだと言われています。
アシタカが17歳でサンが15歳なので二人よりは、少し若いですね。
カヤはアシタカの事を「兄様」と呼んでいますが、カヤはアシタカの妹ではありません。
アシタカが住んでいたエニシ村の様な場所では、年上の男性の事を「兄様」と呼んだりする風習があるらしく。
カヤはアシタカよりも年下の女の子なのでアシタカを「兄様」と呼んでいました。
声優は?
サンの声優の石田ゆりこさんが、カヤも演じられています。
全然変わりませんね笑
石田ゆりこさんが声優をしていることもカヤの大きな魅力のひとつですよね。
二人の最後の会話
カヤ「兄様!」
アシタカ「カヤ。見送りは禁じられているのに…」
カヤ「お仕置きは受けます。どうかこれを、私のかわりにお供させてください」
アシタカ「大切な玉の小刀じゃないか」
カヤ「お守りするよう息を吹き込めました。いつもいつも、カヤは兄さまを思っています。きっと、きっと…」
アシタカ「私もだ。いつもカヤを思おう」
小刀問題
罰を犯してカヤは見送りに行きます。
そこで、一生の愛を捧げる意味を込めた黒曜石の小刀をアシタカへ渡します。
この行動には「この先一生誰とも契りを交わしません、アシタカのみを愛します」という意味合いが込められているらしいです。
しかし、アシタカはそんなカヤの想いの詰まった小刀をサンに渡してしまっていましたよね。
この行為には多くの反響があり、アシタカの浮気問題、カヤが不憫であるといった声があったようです。
アシタカはサンの姿にカヤを重ねたのかもしれませんね。
サンとカヤの声優が同じという点もそういう意味合いがあっての事かもしれないですよね。
まとめ
今回は、カヤの罰とアシタカとの関係について書いていきました。
過去に見た時は、なんとも思わずに序盤のシーンを見ていましたが短い登場ながら、こんなにも深い設定があることに驚きました。
他にも驚きの設定や考察がたくさんあったので、それを踏まえてもう一度見てみるのもいいかもしれませんね。
最後までありがとうございました。
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